校長先生がそっと教える料理の秘話

酸性食品とアルカリ性食品

「アルカリ人間」や「アルカリ食」「アルカリ飲料」などという言葉が、ずいぶん以前からいわれています。なぜ、アルカリが注目されているのでしょうか。実はこれは、人間の体液と関係があるのです。


なぜアルカリがいいのか?

私たちの体は65パーセントが水分。ほとんど血液やリンパ液としてあるわけですが、こうした体液の健康度を水素イオン濃度pH(ペーハー)というもので見分けます。
これが弱アルカリ性(ペーハー7・3前後)のときが最良で、それよりも酸性でもアルカリ性でもいい状態とはいえません。
  体液を弱アルカリ性に保ちつづけることが、心身の健康のためにたいへん大切なわけですが、この「保つ」ということが、実はなかなかむずかしいのです。


酸性とアルカリ性の分かれ目は?

食品のはとんどは、酸性食品かアルカリ性食品に分かれます。
牛乳のような中性的な食品もありますが、大別すると、多くの動物性の食品(肉、魚介類、もありますが、大別すると、多くの動物性の食品(肉、卵)や穀類 (ご飯、パン、めん頚)は酸性食品、植物性の食品(野菜、果物)や海藻、骨ごと食べられる小魚などはアルカリ性食品になります。


すっぱいレモン等もアルカリ性食品で、これは味覚とは無関係で、栄養素的にリンやナトリウムの多い食品は酸性、カリウムやカルシウムの多い食品はアルカリ性として体内で働くため、こうした分類になるのです。


食品として、どちらが悪玉でどちらが善玉ということはありません。ここでもまた、双方をバランスよくとることが必要になってきます。

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